みなさまへーーー伏見です。
「2014年春ネパール・ヒマラヤ調査」を下記の内容で行いますので、連絡させていただきます。
調査内容
1.ヒマラヤ写真データベースの整備と国際山岳博物館の展示更新
これまで撮りためてきたヒマラヤ関係の写真は10万枚以上になり、下記(1)のヒマラヤ写真データベースとして整備するとともに、ポカラの国際山岳博物館の写真展示の更新を行います。
2.ヒマラヤ氷河環境調査
マナスル西面のツラギ氷河湖やアンナプルナ南面の氷河と地域環境変動を調査し、その記録を紀行文や解説記事として、従来通り下記(2)のブログで公開します。
3.ヒマラヤ報告の全体的なとりまとめ
上記1と2をもとに、下記(3)の全体的なとりまとめを行います。その内容は添付資料に示すウェッブ・アーカイブ解題目次集ですが、今回のネパール滞在期間は2カ月以上もありますので、ツラギ氷河湖調査などの現地調査をふまえて、全体的なとりまとめを現地で進めたいと思っています。今のところは、国際山岳博物館の写真展示の影響で絵本のような感じですが、それらを検討し、再構築したいと考えています。
4.東南アジア巡見
帰国に際しては、いつものように東南アジア巡見のために、今回はクアランプールからホーチミン(サイゴン)を往復し、メコン川河口域の環境課題を体験してこようと考えています。
記
(1)ヒマラヤ写真データベース<http://picasaweb.google.com/fushimih5>
(2)ヒマラヤ調査紀行<http://hyougaosasoi.blogspot.jp/>
(3)ヒマラヤ調査報告のまとめ<http://glacierworld.weebly.com/>
日程
3月31日 中部国際空港→クアランプール(D7543便)
4月1日 クアランプール→カトマンズ(D7192便)
*お世話になるハクパさんからは「April 01 is APRIL FOOL day, so nepal awune pakka ho? Welcome to your JIKKA any time!(エイプリフールだけど、来るの本当?あなたの実家へはいつでも歓迎!)と言われました。
4月前半~6月前半 カトマンズでの資料収集、ポカラの国際山岳博物館の展示更新、現地調査など
(4月中旬) アンナプルナ南面氷河変動調査
(5月中旬) マナスル西面ツラギ氷河湖変動調査
6月9日 カトマンズ→クアランプール(D7197便)
6月10日 クアランプール→ホーチミン(AK526便)
6月中旬 メコン川河口域の環境課題巡見
6月15日 ホーチミン→クアランプール(AK525便)
6月16日 クアランプール→中部国際空港〈D7542便〉
*現地連絡先
カトマンズ
ハクパ・ギャルブさんの家 +977-1-4017147
宮原巍(たかし)氏 +977-1-5526821
ポカラ
国際山岳博物館 +977-61-460742, 460343
ドラゴン・ホテル +977-61-460391, 562630
PS 1
経済的なライト・エクスぺディションのためには航空券の早期購入が鉄則ですので、切符はすでに半年前に購入しました。飛行機は格安航空のエアー・アジア便で、名古屋発クアランプール経由カトマンズ往復が46110円でした。クアランプール・カトマンズ便の行きは、チョモランマをみるために、もちろん右側、帰りは左側の窓席を予約(座席予約は各回1000円程度)しました。今回のエアー・アジア便は名古屋空港就航祝いの特別価格(帰りのクアランプール発名古屋便は3410円)のようでした。
PS 2
最後になりますが、今回もまた、下記の遺書を家に残していくことにしました。
記
今回のヒマラヤ調査行に関しては、前年同様に、保険(海外旅行・山岳会用)をかけるとともに、不慮の事態を想定し、念のため次の遺書を残して行きます。
“死亡通知は出さずに、葬式は内々で行うこと / 戒名は不必要、香典や花輪も断ること / 後日、ヒマラヤに散骨し、何回忌などもしないこと (2014年3月30日)” それでは、行ってきます。みなさま、ナマステ!
添付資料
「2014年春ネパール・ヒマラヤ調査」を下記の内容で行いますので、連絡させていただきます。
調査内容
1.ヒマラヤ写真データベースの整備と国際山岳博物館の展示更新
これまで撮りためてきたヒマラヤ関係の写真は10万枚以上になり、下記(1)のヒマラヤ写真データベースとして整備するとともに、ポカラの国際山岳博物館の写真展示の更新を行います。
2.ヒマラヤ氷河環境調査
マナスル西面のツラギ氷河湖やアンナプルナ南面の氷河と地域環境変動を調査し、その記録を紀行文や解説記事として、従来通り下記(2)のブログで公開します。
3.ヒマラヤ報告の全体的なとりまとめ
上記1と2をもとに、下記(3)の全体的なとりまとめを行います。その内容は添付資料に示すウェッブ・アーカイブ解題目次集ですが、今回のネパール滞在期間は2カ月以上もありますので、ツラギ氷河湖調査などの現地調査をふまえて、全体的なとりまとめを現地で進めたいと思っています。今のところは、国際山岳博物館の写真展示の影響で絵本のような感じですが、それらを検討し、再構築したいと考えています。
4.東南アジア巡見
帰国に際しては、いつものように東南アジア巡見のために、今回はクアランプールからホーチミン(サイゴン)を往復し、メコン川河口域の環境課題を体験してこようと考えています。
記
(1)ヒマラヤ写真データベース<http://picasaweb.google.com/fushimih5>
(2)ヒマラヤ調査紀行<http://hyougaosasoi.blogspot.jp/>
(3)ヒマラヤ調査報告のまとめ<http://glacierworld.weebly.com/>
日程
3月31日 中部国際空港→クアランプール(D7543便)
4月1日 クアランプール→カトマンズ(D7192便)
*お世話になるハクパさんからは「April 01 is APRIL FOOL day, so nepal awune pakka ho? Welcome to your JIKKA any time!(エイプリフールだけど、来るの本当?あなたの実家へはいつでも歓迎!)と言われました。
4月前半~6月前半 カトマンズでの資料収集、ポカラの国際山岳博物館の展示更新、現地調査など
(4月中旬) アンナプルナ南面氷河変動調査
(5月中旬) マナスル西面ツラギ氷河湖変動調査
6月9日 カトマンズ→クアランプール(D7197便)
6月10日 クアランプール→ホーチミン(AK526便)
6月中旬 メコン川河口域の環境課題巡見
6月15日 ホーチミン→クアランプール(AK525便)
6月16日 クアランプール→中部国際空港〈D7542便〉
*現地連絡先
カトマンズ
ハクパ・ギャルブさんの家 +977-1-4017147
宮原巍(たかし)氏 +977-1-5526821
ポカラ
国際山岳博物館 +977-61-460742, 460343
ドラゴン・ホテル +977-61-460391, 562630
PS 1
経済的なライト・エクスぺディションのためには航空券の早期購入が鉄則ですので、切符はすでに半年前に購入しました。飛行機は格安航空のエアー・アジア便で、名古屋発クアランプール経由カトマンズ往復が46110円でした。クアランプール・カトマンズ便の行きは、チョモランマをみるために、もちろん右側、帰りは左側の窓席を予約(座席予約は各回1000円程度)しました。今回のエアー・アジア便は名古屋空港就航祝いの特別価格(帰りのクアランプール発名古屋便は3410円)のようでした。
PS 2
最後になりますが、今回もまた、下記の遺書を家に残していくことにしました。
記
今回のヒマラヤ調査行に関しては、前年同様に、保険(海外旅行・山岳会用)をかけるとともに、不慮の事態を想定し、念のため次の遺書を残して行きます。
“死亡通知は出さずに、葬式は内々で行うこと / 戒名は不必要、香典や花輪も断ること / 後日、ヒマラヤに散骨し、何回忌などもしないこと (2014年3月30日)” それでは、行ってきます。みなさま、ナマステ!
添付資料
氷河へのお誘い
<ウェッブ・アーカイブ>目次解題集
<http://glacierworld.weebly.com/>
Home
■ようこそ氷河(ヒマラヤ学?)の世界へ
南アジアの水資源の重要な源はヒマラヤの氷河地域ですので、ここでは「氷河へのお誘い」と題して、ヒマラヤの氷河の動向を調査しながら、ヒマラヤ周辺だけでなく、南アジア全体の環境変動を見つめていきたい。そのような視点が「ヒマラヤ学?」への出発点になる、と思っています。
■プロファイル
私は1963年11月から1年半の北極海海洋調査をしたアルバイトを手始めに、その軍資金で、アラスカ→北極海漂流→ヨーロッパ自転車旅行→西アジア→ネパールを廻って、1966年3月までの2年4カ月で東回りに地球を一周しました。ネパールに初めて入ったのは1965年10月で、友人たちの地質氷河調査隊に合流するため、ひとりで寝具を担ぎ、ポカラからダウラギリ峰近くのチューレン・ヒマールまで村人の助けを借りて10日間ほど歩きました。その時のヒマラヤの山々と村人との心温まる経験が病みつきになって、それ以来30回ほどヒマラヤ通いをするようになりました。最近では年に1~2回、世界最高の山岳地域に鎮座する神々の座を拝みながら、50年間ほどのヒマラヤの環境変化を見つめています。
■経歴
学歴
職歴
受賞
学会
担当授業科目
クラブ活動顧問
海外調査
著書
論文
環境学関連報文
その他
ヒマラヤ
■ 氷河の一般特性
1. Glacial
history in the Khumbu region, Nepal, in relation to upheavals of the Great
Himalayas.
東ネパールのクンブ地域には幾つかの氷河の拡大時期を示すモレーンが見られる。クンブ地域の現在の氷河に覆われた面積が氷河地域全体の23%(170平方キロ)であり、そして現在の氷河の平均的な末端高度は約5000メートルである。これに対して最も氷河が拡大した時期には2800メートルのルクラ付近まで氷河が達し、この地域の90%(649平方キロ)が氷河に覆われた。この氷河の最大の拡大期にはアマ・ダブラムなどの山々は現在の南極やグリーンランドに見られるようなヌナタークとなっていたと考えられる。
INTRODUCTION
REGIONAL CHARACTERISTICS OF GLACIERS IN THE GREAT HIMALAYAS
HISTORICAL CHARACTERISTICS OF HIMALAYAN GLACIER GROUP
DISCUSSIONS
参考文献
・Glacial history in the Khumbu region, Nepal Himalayas, in relation
to upheavals of the Great Himalayas (1981) Symposium on Qinghai-Xizang (Tibet)
Plateau (Beijing, China), 2, 1641-1648.
・Glaciations in the Khumbu Himal Ⅱ (1978) Journal of the Japanese Society of Snow and Ice, Vol. 40,
Special Issue,p.17-20.
2. 氷河群の時空間構造-生態学的氷河学の視点から-
1995 年のポスト・モンスーン、ネパールはクンブ地域の氷河調査に参加し、かつて長期滞在したギャジョ氷河に17年ぶりに再会することができたのであるが、そこで、おもしろい発見をするとは思ってもいなかった。というのは、1970年代にはいわゆる典型的なカール氷河だったギャジョ氷河が、消耗しきって、雪渓化してしまっているのを見つけたからである。そもそも、氷河と雪渓間の相変化を、一生の内に体験できるものとは思ってもいなかったからである。
問題意識
氷河群
ネパール型
より具体的なヒマラヤ寒冷圏自然現象群集のイメージとして
参考文献
・ヒマラヤ寒冷圏自然現象群集の将来像―生態的氷河学と自然史学の視点からー (1997) 地学雑誌, 106, 2, 280-285.
3. Nepal
case study : Catastrophic Floods
ちょうど現地調査中だった1977年9月3日、東ネパール・クンブ地域のドゥドゥ・コシ川流域のミンボ谷上流域から氷河湖決壊洪水が発生した。この洪水で浸食された地形をたどって、アマダブラム峰(6814m)南面の空の氷河湖にたどりつき、湖を堰きとめていたIce-Cored Moraine (氷塊を含む氷河モレーン堆積物)が決壊し、氷河湖決壊洪水が発生したことをつきとめた。下記の参考文献は、ネパール・ヒマラヤの氷河湖決壊洪水に関する初めての報告である。
INTRODUCTION
OCCURRENCE
DISCUSSION
参考文献
・Neapl case study; Catastrophic floods (1985) Techniques for
prediction of runoff from glacierized areas, International Association of
Hydrological Sciences, 149, 125-130.
■ 氷河湖決壊洪水
1. なぜ、ネパールの大規模氷河湖は決壊しないのか
氷河湖決壊洪水(GLOF)が危惧されているツラギ氷河湖のようなネパールでも有数の大規模氷河湖は、クンブ地域のイムジャ氷河湖やロールワリン地域のツオ・ロルパ氷河湖がある。ただ、ネパール・ヒマラヤではこれまで大規模氷河湖のGLOFは発生していないので、この報告は、なぜ大規模氷河湖はGLOFを発生しないのかという課題にヒントを与えるものである。
ネパール中央部マナスル地域のツラギ氷河湖の水位低下現象とGLOFリスク低減機構
1. はじめに
2.水位低下現象
3.考察
3-1.GLOFの可能性と自律的対応機構
2.Glacier Lake Outburst Flood (GLOF) Slide Show
ネパールでGLOFを発生しているのは、1977年のミンボー氷河湖、1985年のラグモチェ(ディグ)氷河湖、1998年のサバイ氷河湖、および2003、05,09年のガプチェ氷河湖で、いずれも長さ1km以内、堰きとめているモレーンは小規模なものものである。クンブ地域のアマダブラム峰の南面にあるミンボー谷の1977年のGLOF環境を示し、氷河湖が決壊し、ドゥドゥ・コシ(川)のラスワ水文観測所の水位が1mほど上昇したことが報告されている。氷河湖を堰きとめていたモレーンは化石氷体を含む、いわゆるIce
–cored moraineで、幅30mの末端モレーンが2か所で決壊していた。このGLOFによるミンボー谷の土砂がイムジャ川を堰きとめたので、パンボチェ村周辺には一時的に湖が出現した。
Glacial Lake Outburst Flood(GLOF)in Nepal Himalayas
What is the GLOF ?
GLOF in Nepal and environmental issue of Asia
Analyses of recent annual
mean temperature data in Nepal
Expanding glacial lake
1977 Mingbo GLOF
Lagmoche GLOF occurred in
1985
Expansion of Glacial lake, Tulagi near Mt. Manaslu
Hydro-power stations and villages will be washed away at the time of
GLOF
Ground temperature profile in Lunana region in Bhutan
Experiment of surface ground temperature
History of glacial environment and mountain people(Fushimi, 1983)
3.調査報告 セティ川洪水とマディ川氷河湖洪水
2003年と2005年に氷河湖決壊洪水(GLOF)が発生したと報告されているアンナプルナⅡ峰南面のマディ川上流部の調査だけを考えていたが、ポカラを流れるセティ川に洪水が発生したので、まずセティ川上流部の洪水調査をするように変更した。この洪水の原因は雪崩や堰き止め湖の崩壊、さらにGLOFなどとも報告されたが、今回の洪水を特徴づける大量の泥水が長期間流出したことがいわゆる雪崩や堰き止め湖の崩壊、さらにGLOFの状況と異なるのではないかと考え、その原因調査を行った。また、マディ川のGLOF報告の場合は、日本で収集した情報では氷河湖が見つからなかったことに加えて、報告の執筆者は現地調査をしていないようなので、はたしてGLOFなのか、を見極めつための現地調査の計画を立てた。
1) はじめに
2) 調査計画
3) セティ川洪水
4) マディ氷河湖洪水
4. マディ川氷河湖洪水 (Slide Show)
(Gapche)氷河の特徴は、上流部のいわゆる涵養域がなく、アンナプルナⅡとラムジュン・ヒマールの峰々に囲まれた高度約7000mの氷河の崩壊したデブリが直接氷河の上部に堆積し、氷河を涵養していることである。温暖化の進行とともに氷河や岩壁の崩壊が進む可能性は大いにあるので、マディ川のGLOFは多発するのではないか、と危惧される。
Gapche Glacial Lake Outburst Flood
(GLOF).
Gapche Glacier; Altitude: 2500m; the lowest glacial lake in the Nepal Himalayas
Gapche Glacier is fed by avalanche
Avalanche causes “TSUNAMI” to form GLOF.
5.セティ川洪水 (Slide Show)
セティ川洪水の発生当初は泥流状態で、その後10日間、従来のいわゆるグレーシャー・ミルクの流況を取り戻すことはなかったことが、この洪水の基本的な性格を物語っている。泥質の物質を流出させた大規模な地滑り現象はまさにバッドランド上部の黒褐色の地層部分で起こっているので、このモレーン堆積物を押し出すとともに、融水や夕方から夜間の豪雨などによって、まずは上部の黒褐色泥質部分がより多く浸食されて流出してくれば、下流のポカラ周辺で観察された泥質の洪水流を説明できる。
The flood originates from the upper Seti river.
The flow characteristics are that of the
mud flow.
The Seti flood covers the vast area of
the river bed and destroyed villages.
The Seti flood destroyed many villages
and 13 dead, over 36 still missing.
■ マチャプチャリ研究
Holly
Mountain (You tube )
ポカラの国際山岳博物館から見た毎週1回早朝のアンナプルナ連峰の1年間の変化である。雲の少ない早朝でも、アンナプルナ連峰が一望に見渡せる日は1年のうちでも非常に少ないことが分かった。とくに展望が良いのは、雨期明けの10月中旬や冬期の風の強い日に限られていることが分かる。したがって、ポカラに来てアンナプルナが見渡せた人は幸運である、といえる。
1.Visibility
and Air Pollution (Photo Gallery)
ネパールヒマラヤの中でもポカラから見るマチャプチャリ峰はすばらしい光景の一つであるが、残念ながら、最近はその素晴らしい景色を見ることができなくなっている。その原因の一つは大気汚染で、インドなどから運ばれてくる汚染物質に加えて、ネパール国内での山火事や野焼き、自動車の排気などに起因している。
Air Pollution in
and around the Himalayas
Air Pollution in China
Air Pollution in India
Outlook change of Mt. Machapuchari
Yes, we could change the outlook of
Mt. Fuji
Yes, we can !
2.Snow Shape (Photo Gallery)
ポカラから見たマチャプチャリ南壁には、地元の人が言う虎(熊)の雪形があるほか、シカや雪男、白い鳥、はてはネパール人の男性と女性の間の子供を示す雪型も認められる。マチャプチャリの雪型は、日本のように農業の季節暦としては使われていないのは一年中降雪・融雪が頻繁に起こるためと思われるが、最近では温暖化で融雪が激しくなり、黒い岩壁が広がるため、雪型を認めるのが難しくなっている。
Can you see the “Snow Shape” of Mt. Machapuchari?
In Japan, the
snow shape has been used as an agriculture calendar
3.Cloud
Formation (Photo Gallery)
天気の良い日は、太陽が上がると斜面が温まるため、8000m級のアンナプルナⅠ・Ⅱ峰の斜面における大規模な上昇気流で積雲が発達し、これらの山々を覆ってしまうが、斜面規模の小さい7000m以下のマチャプチャリ峰周辺では上昇気流が弱いため、雲の発達が比較的少ないので、アンナプルナⅠ・Ⅱ峰で積雲が発達しても、マチャプチャリ峰の頂上だけは幸いにも見ることができることが多い。
Cloud formation
around Mt. Annapurna observed from
International Mountain Museum
Two areas of
cloud formation; one is Mt. Annapurna Ⅰand other Mt. Annapurna Ⅱ
have more chance
to see the beautiful and holly Mt. Fish Tail (Machapuchari)
■エコツアー
1.Grand
Canyon of Pokhara
(Slide Show)
ポカラのセテキ川の谷を埋めたマチャプチャリ峰(6997m)からの洪水堆積物の最南端、トートンガにグランド・キャンオンを思わせる大規模な崖が発達している。
Cliff of Pokhara conglomerate ( Grand Canyon of Pokhara )
Pokhara conglomerate
Topography of Pokhara and Seti river
Pokhara conglomerate at Tutongha
Birds sanctuary at Tutongha
Wild monkeys (Macacca) at Tutongha
Sita Paila Temple and Birds
2.Dhampus (Slide Show)
マチャプチャリ峰(6997m)に名前は、魚の尻尾に由来するが、ポカラの町からは尖った三角錐の頂上なので、魚の尻尾には見えないが、ポカラの北にあるダンプスの丘からは、名前の通り、頂上部の双耳峰が魚の尻尾の形に見える。
Local village
on the way to Dhumpus
Wide-spread
deforestation at Dhampus
Mt.
Machapuchari at the time of sun rise
Students and
local villagers near Dhampus
An enjoyable
trekking way to Astam
Rich forest and
birds near Astam
Jeep road under
construction
3.Tulagi
Glacier Lake
(Slide Show)
マナスル峰(8163m)南西のダナ・コーラ(川)上流に位置するツラギ氷河湖は長3km、幅500mあり、イムジャ氷河湖、ツォ・ロルパ氷河湖同様、ネパール・ヒマラヤの大規模氷河湖のひとつである。私たちは1985年の飛行機観測以来30年ほどにわたりその変化を調査している。
Rapid Increase
of Tulagi Glacier Lake in S.W. of Mt. Manaslu
Tulagi Glacier
(Dona or Dana) Lake is gaining popularity among tourists
Jeep road is
dangerous and causes an environmental deterioration
Hydro-power
stations and villages will be washed away at the time of GLOF
Rich coniferous
forest is an environmental treasure
High plateau is
developed around 3,000m and used as a summer pasture
参考資料
・ツラギ氷河湖調査報告
http://glacierworld.weebly.com/512484125211246235519266192257721578.html
・2012年秋ネパール調査報告
http://glacierworld.weebly.com/3201224180311791249312497125401252335519266192257721578.html
・なぜ、ネパールの大規模氷河湖は決壊しないのか
ネパール中央部マナスル地域のツラギ氷河湖の水位低下現象とGLOFリスク低減機構
http://glacierworld.weebly.com/112394123801228912493124971254012523123982282335215271692770327827282461239927770227301237512394123561239812363.html
4.Imja
Glacier Lake
(Slide Show)
クンブ地域のチョモランマ峰(8848m)の南側に位置するイムジャ氷河湖は1970年代後半から急速に規模が大きくなり、氷河湖決壊洪水の危険性があると言うので、多くの研究者が調査するようになっている。
GLOF Map in
Khumbu region, Nepal Himalaya
Garbages at
Lukla Air Port, Khumbu region
Garbages on the
way to Tanboche
Modernized
Namche Bazar, Khumbu region
Changes of
Namche Bazar from 1970 to 2009
Toilet is a
major environmental Issue in Namche Bazar
Imja Glacial
Lake, Khumbu region, Nepal Himalaya
Villages are
located near the river bed, Khumbu region
Villagers
require the GLOF countermeasures
参考資料
・イムジャ氷河湖関連報告
http://glacierworld.weebly.com/612452125121247212515277032782728246.html
5.Gyajo
Glacier (Slide Show)
ギャジョ氷河はクンブ地域のナムチェバザールやクンデ・クムジュン村の水源地として重要あるが、1970年以来の観測によって、氷河の縮小が著しく進んでいることが明らかになってきているので、このまま温暖化が進めば今世紀後半には消失するので、地元住民には大きな影響をあたえるであろう。
The rapid
recession of Gyajo Glacier
Shrinkage of
Gyajo Glacier in Khumbu from 1970 to
2009
Gyajo glacier
changes into a perennial snow patch in 40 years
The typical
U-shaped valley of Gyajo valley
Mt. Chomolungma
and Mt. Gyachunkang near Gyajo Glacier
Primula flowers
in Gyajo valley
参考資料
・氷河群の時空間構造-生態学的氷河学の視点から-
http://glacierworld.weebly.com/2770327827.html
・Structural studies on Gyajo Glacier in Khumbu region, east Nepal
http://glacierworld.weebly.com/712462125151247212519277032782728246.html
6.Annapurna
Base Camp
(Slide Show)
これは、フランス隊が1950年に初めて登頂した8000m峰、アンナプルナⅠ峰(8091m)南面のベースキャンプへ、マチャプチャリ峰(6997m)西側のモディ・コーラ(川)沿いに歩いて行くポカラから1週間ほどのトレッキングである。
Mt. Machapuchari
seen from various sides
U-shaped valley of Modi Khola
Perennial snow patches in steep valley
Landslide topography on the way to ABC
Swimming and bathing near the hot spring
Subtropical rain and moss
forest with leaches
Anthropogenic influence to mountain flowers
Garbage is still an environmental issue
Deforestation is going on near the villages
Road will change the mode of transportation
7.Poon
Hill (Slide
Show)
プーン・ヒル(3193m)はダウラギリ峰(8176m)やアンナプルナ連峰のマチャプチャリ峰(6997m)などが眺められる丘で、3月から4月のシャクナゲの季節にはたくさんのトレッカーが訪れる景勝地である。
Mt. Dhaulagiri and
Mt. Machapuchari seen from Poon Hill
Rhododendron and Mt. Dhaulagiri at Poon Hill
Rhododendron and Mts. Annapuna at Poon Hill
Deforestation is going on near the lodges
■ グーグル画像解析
Housing
Site and Landslide in Kathmandu (Slide Show)
急速に経済が発展するネパールでは各地で開発がすすめられているが、地滑りが発生する断層帯に住宅が建設されている場合もある。ここではカトマンズの住宅開発を例にして、その問題点を、グーグル・アース画像を使って検討する。
2005 Landslide
at the housing site in Kathmandu
The new development
of housing site in the west of Kathmandu city
Landslide
phenomena in Kathmandu valley
The landslide
seminar was held in 2005
2008
Kosi Flood
(Slide Show)
2008年夏、東ネパールの大河、コシ河で洪水が発生し、大規模な災害をひきおこした。そこで、グーグル・アース画像解析を行い、堤防の決壊個所の特定をおこなうとともに、災害を発生させたコシ河の流況変化を調べた。
Over 5,000
people displaced from their homes by 2008’s Saptakoshi flood
2002 GoogleEarth
Image
Top
of the World (Mt. Chomolungma) (Slide Show)
グーグル・アース画像を利用して真上から見た世界最高峰のチョモランマ(エベレスト、サガルマータ)の頂上の位置を見てみた。その頂上位置を決定する際、鍵になったのは西面岩壁の雪渓の形(アフリカ大陸の形と鉤型)とそれらの位置である。だが、それらの雪渓も、ゆくゆくは温暖化で消え去るのであろうか。
Top of the
World, Mt.Chomolungma, by GoogleEarth Image
Google World of
the Himalayas, Mt. Everest
■
地質構造
The
Yellow Bands (Geological Structure of Mt. Chomolungma) (Slide Show)
中生代の時代にはテーチスとよばれる温かい海がヒマラヤ地域には分布していたので、山頂付近ではアンモナイトやウミユリなどの化石を産出する。チョモランマ(エベレスト、サガルマータ)峰(8848m)の山頂付近には、テーチス海に堆積した黄色みをおびた石灰岩層が見られる。
The detail
geological structure of the Yellow bands
The Yellow bands
in the south face of Mts. Lhotse and Nuptse
■
地形的特徴
Mts.
Kailus and Chomolungma (Everst, Sagarmatha) (Slide Show)
カイラス山とマナサロワール湖は、ヒンズー教と仏教(ラマ教)の聖地である。チョモランマ(エベレスト、サガルマータ)峰(8848m)は世界で最も高い山であるのに対して、カイラス峰(6656m)は7000mにも満たないが、ヒマラヤの大河、ツァンポー・ガンジス川とインダス川をの分水嶺に位置し、ヒマラヤ地域絵お二分する地形・地理学上重要な山にもなっている。
Holly Mt. Kailus
and Lake Manasarowar
The holly Mt.
Kailus locates at the center of the Himalayas dividing the main river system
■ ヒマラヤの自然史
“ヒマ・アラーヤ・バーワン”。これは私たちがカトマンズで借りていたヒマラヤ地域の研究者のための家の名であった。サンスクリット語ではヒマとは雪、アラーヤとは住居のことで、ヒマラヤとはこの二語が結合した言葉とのことである。バーワンは館を示すので、ヒマ・アラーヤ・バーワンは“ヒマラヤの館”を意味した。1975年に開設されたこの館にはヒマラヤの地質、氷河、生物、文化人類学などのいろいろの分野の研究者が滞在し、ネパール人研究者も交え、私たちは多様なヒマラヤについて議論を重ねた。
1. はじめに
2. 新生代後期の地球
3. 自然史とその地域性
4. これまでのヒマラヤの概念
5. ヒマラヤの上昇
6. 上昇速度
7. 水平方向の変位
8. ヒマラヤの地理的概念
9. 内陸アジア変動帯
10. ヒマラヤの範囲
11. ヒマラヤの地質
12. テーチス海堆積物
13. 地質構造
14. 上昇機構
15. ヒマラヤの河川
16. 上昇する若い地形
17. ヒマラヤの氷河
18. ヒマラヤの自然史
19. ヒマラヤの地域区分
20. おわりに
■ その他
1. ヒマラヤ画像トレッキング
(1)アンナプルナ・サーキット (Slide Show)
2. Large
Airborne Picture
(Slide Show)
大森弘一郎氏が長年撮られているヒマラヤの航空写真のなかで、エベレスト峰からマカルー峰を俯瞰する写真(縦5m、横1mの10枚組)を、北海道大学山岳部の寄付金を利用してつなぎ合わせ、縦5m、横10mの巨大写真を制作し、ポカラの国際山岳博物館に展示しているので紹介する。
3. 海外調査と国際協力-ヒマラヤとモンゴルの経験から-
1)はじめに
2)ヒマラヤの経験
3)モンゴルの経験
4)まとめ
4. 現地情報201301 ヒマラヤの大雪 2013年10月16日 (Photo Gallery)
大雪の影響で、いつもより白いチョモランマ山塊が雲上に浮かぶ。
5. 現地情報201302 ポカラにて 2013年10月18日 (Photo Gallery)
マチャプチャリ峰(6997m)頂上直下には、トラ(クマ)とその右下のシカの雪型があり、その二つの雪型全体をみると、雪男がシカを捕まえている様子に見えなくもない。
6. 現地情報201303 クンブ地域 2013年10月21日 (Photo Gallery)
ハクパ・ギャルブさんの従兄弟のアン・ノルブさんが大雪直後の10月18日に撮影したクンブ地域の雪の写真です。
日本
■琵琶湖
琵琶湖の雪
はじめに
A. 暖地積雪
B. 豪雪・廃村・過疎
C. 雪国の家
D. 雪害と雪利
■ Decrease of Snow Cover Amounts Induced by
Climatic Warming and its Influence upon Dissolved Oxygen Concentration of Lake Biwa, JapanABSTRACT
It is reported that an average air temperature will increase 1.5 to 3.5 °C by the 2030's. When the average air temperature increase 1.5 °C , the amount of snow cover is not more than 1 billion tons, the
average amount of snow cover in Lake Biwa catchment area, unless the
precipitation will exceed more than 20%. When the average air temperature will
rise 3. 5 °C. the amount of snow cover significantly decreases about 0.6 and
0.7 billion tons even if the precipitation will exceed 20 % and 40 %,
respectively.
1. INTRODUCTION
2. AMOUNT OF SNOW COVER
3. CONCENTRATION OF DISSOLVED OXYGEN
4. DISCUSSION
■「琵琶湖元年」雑観
25年間続いた琵琶湖総合開発(琵総)が1997年に終了し、これからはポスト「琵総」の時代です。それはどんな時代か。例えば渇水年だと、京阪神地域の水利用のためにさらに琵琶湖から放流するため、水位がかなり低下するようになるでしょう。新しい琵琶湖の歴史のはじまり。琵琶湖元年、です。
■北海道
日高山脈追悼登山
2011年夏、この年は私たちが北海道大学山岳部に入って50年目にあたるので、日高山脈札内川の雪崩で亡くなった友を追悼した。追悼登山後、同級生有志が集まり、旧交を温めたときの画像も紹介する。
■立山
1.立山カルデラ砂防博物館・室堂・弥陀ヶ原巡見
2.立山周辺巡見
3.室堂・弥陀ヶ原積雪調査
■阿嘉島〈沖縄〉
阿嘉島臨海研究所滞在見聞録(1)
1)温暖化の影響
2)地球史からの視点
3)地形的視点
4)変動現象への対応
5)結びにかへて
阿嘉島臨海研究所滞在見聞録(2)
1)漂着ごみ
2)阿嘉島の変動地形
3)結びにかえて
国際協力
■ ネパール
1. As
a JICA Senior Volunteer(Advocating Environmental Awareness)
Dr. Hiroji Fushimi (PhD) saw Nepal for the first time in 1965. He
recalls those days when the Kathmandu valley breathed fresh crisp air and the
sight of towering White Mountains and lustrous green hills as well as various
species of fishes in the clear Bagmati River simply took your breath away.
However these days, the mountains and hills are hidden by thick pollution and
choking dust and in the name of Bagmati are the waste, stench and filth.
Fushimi reminds us to seriously think about the causes and dangerous effects of
this environmental deterioration.
参考文献
・http://www.jica.go.jp/nepal/english/office/others/pdf/newsletter_58.pdf
2. Sightseeing
disaster of the higher Himalaya in Nepal
This is a report of
“Sightseeing disaster of the Higher Himalaya in Nepal” presented at the
seminar; “Challenges for the promotion of Japanese Tourist in Nepal” organized
by JICA Alumni Association of Nepal and held at Hotel Himalaya in Kathmandu on
29 August, 2008. Main topics of my presentation are avalanche, landslide and
glacier lake outburst flood (GLOF) caused by the global warming that the
trekkers are requested to take careful attentions on environmental changes of
the Nepal Himalaya for preventing such kinds of natural disaster.
3. 2012年秋ネパール調査報告
(1)ツラギ(ダナ)氷河・湖
1.氷河湖変動と氷河湖決壊洪水(GLOF)
水位低下現象
自律的対応機構
GLOFの可能性
2.水草
(2) ドゥドゥ・コシ上流ビムタン地域
1.2006年の洪水
2.ポンカー湖
トピックス
1.森林資源
2.道路開発
3. トイレ問題
その他
1.雪男
2.野鳥料理
3.デジカメの功罪
4.馬の旅
5.友人の分骨場
最後に
4. ネパール氷河調査隊ハージュン基地建設
はじめに
調査許可書の申請と取得(To→Of→For)
山岳博物館構想
住民参加型
地球環境との関連
2009年の再訪
ハージュン日誌
5. ツラギ氷河湖調査報告
1)はじめに
2)2009年の調査概要
3)2008~2009年のツラギ氷河(湖)変動
4)測深結果と氷河(湖)津波
5)GLOFの可能性
6)他調査機関の動向と住民対応
7)共同研究体制
6. イムジャ氷河湖
2009年4月下旬から5月上旬にかけて長野県環境トレッキング隊に同行し、氷河湖の決壊による洪水災害(GLOF)が懸念されているクンブ地域のイムジャ氷河湖へ行ってきました。私は7年ぶりのイムジャ氷河湖でしたが、氷河末端が崩壊するカービングで氷山が氷河湖にたくさん浮かんでいるさまは以前には見られなかったもので、活発な氷河末端の後退、つまり氷河湖の拡大を示していました。ただ、イムジャ氷河湖の拡大がGLOFを引き起こすかどうかは検討を要すると思われます
7. ギャジョ氷河
Structural
studies on Gyajo Glacier in Khumbu region, east Nepal
1. Introduction
2. Structure of
Gyajo Glacier
3. Fabric
Pattern of Glacier Ice
3-1. Fabric
Pattern of the upper-stream
3-2. Fabric Pattern
of the mid-stream
3-3. Fabric
Pattern of the down-stream
5.Gyajo Glacier
1970年と1995年のギャジョ氷河の構造比較図
東部ネパール・ヒマラヤの氷河構造と氷河変動.
Recent
fluctuation of glaciers in the eastern part of the Nepal Himalayas*
ABSTRACT
Introduction
Glaciers
surveyed and method of observations
Results and
discussions
ACKNOWLEDGEMENTS
8-1.
2013年秋東ネパール・クンブ地域の調査 -氷河湖変動
-
氷河上で比較的安定した池や湖ができるのは、上流部の現在流動している活動氷体より下流部分です。大きな氷河の末端部は18世紀の化石氷体であることが多く、そこには透明度の高い小さな湖沼が分布します。氷河上の湖沼の変動で問題となるのは、上流の活動氷体と下流の化石氷体の間の停滞氷体です。イムジャとゴジュンバ氷河ではこの部分に大規模な湖沼ができ、GLOFが発生するのではないか、と危惧されています。今回の調査では、その点にも注目しています。
8-2.
2013秋調査旅行余話(1)
表層雪崩
ナー集落の2段テラス(2回の出水時期)
エベレスト峰の高度を決める要因
ゴキョウの水草とカモ(生物環境の変化)
調査研究啓蒙活動(イムジャ氷厚測定と観測事情)
ハージュン観測基地
8-3.
2013秋調査旅行余話(2)
トイレ・ゴミ箱・簡易洗浄器
ギャジョ水道とナムチェバザールの植林地
ジャガイモ用地下冷蔵庫
1970年代からお世話になっている懐かしの人々と再会
クンブの物価高
アン・テンバさんの写真とKTM空港の反転広告紹介
霜の写真(ロッジと飛行機の窓)
エアー・アジア LCC 空港
ヤクの糞を使った暖房用ストーブとまだ残っていた「サーブ」の表現
ダワさん話と嘉田さんの夢
8-4.. 2013年秋ネパール調査 ヒマラヤ写真館(1)クンブのご来迎と夕照
2013年秋ネパール調査の時に見た「クンブのご来迎と夕照」の写真4点
8-5. 2013年秋ネパール調査 ヒマラヤ写真館(2)クンブで見られる8000m峰
東ネパールのクンブ地域で見られる8000m峰の写真
8-6. 2013年秋ネパール調査 ヒマラヤ写真館(3) 何を食べていたか?
ゴラクシェップ(高度5170m〉のスノーランド・ハイエスト・インは名前の通り、エベレスト・ベース・キャンプに近い最高地点のロッジです。ロッジの名前通り、食事の値段も最高です。今回は、「2013年秋ネパール調査」で「何を食べていたか?」について写真を中心にお知らせします。
■モンゴル
Water
Level Rise in Lake Khuvsgul in the Permafrost Region of Mongolia
- its Causes and possible Countermeasures –
1) Introduction
2) Ground
Temperature
3) Concluding
Remarks
■中国
チベット紀行
-氷河現象からみたトランス・ヒマラヤからグレート・ヒマラヤの自然-
1.はじめに
2.内陸アジア変動帯
3.青蔵高原科学討論会
4.チベット紀行
(A)成都~ラサ
(B)ラサ~トランス・ヒマラヤ
(C)ラサ~シガツェ
(D)シガツエ~ツァム
5 おわりに
追記
■ チベット高原踏査行程
1987年、西コンロン山脈の北側と南側の調査を行った後、ジープを利用してチベット高原を横断し、ラサを経由して、蘭州までの踏査行を隊員とともに実施した。
■極地
北極海(1963~1965年)写真報告
私は1963年11月から1年半の北極海海洋調査をするアラスカ大学のアルバイトを手始めに、その軍資金で、アラスカ→北極海漂流→アイスランド→ヨーロッパ自転車旅行→西アジア→インド→ネパールを廻って、1966年3月までの2年4カ月で地球を一周しました。その時の出発点になった北極画像を紹介します。
Scientific
studies made during the solo-dogsled journeys to the North Pole and across
Greenland*
植村直己氏は1978年5月10日に北極点に達した後、グリーンランドを縦断し、8月22日にグリーンランド南端に到達した。これはその時の調査結果である。
(1) Introduction
(2) Contents of investigations
(3) Results of investigation
(3-1) Weather
conditons
(3-2)
Snow-cover conditions on the Greenland ice sheet
(3-3) Snow
crystals
スピッツベルゲン
1993年と1994年にノルウェーのスピツベルゲン(スバーバ諸島)で酸性雪の調査をした。
参考文献
・Microscopic structures of acid materials in snow crystals under warm metamorphiosm. 1997, Proceedings of International Congress of Acid Snow and Rain, 56-61.
・Internal distribution of acid materisls within snow crystals. 2001, Water, Air, and Soil Pollution, 130, 1709-1714.
参考文献
・Microscopic structures of acid materials in snow crystals under warm metamorphiosm. 1997, Proceedings of International Congress of Acid Snow and Rain, 56-61.
・Internal distribution of acid materisls within snow crystals. 2001, Water, Air, and Soil Pollution, 130, 1709-1714.
シベリア
2001年にシベリヤのヤクーツク周辺で植生と地温構造の関連を調べた。
■その他
海外調査と国際協力-ヒマラヤとモンゴルの経験から-
1)はじめに
2)ヒマラヤの経験
3)モンゴルの経験
4)まとめ
学会
■雪氷学会
2012年雪氷学会
ヒマラヤ・フィールド報告-セティ川洪水とマディ川氷河湖決壊洪水の原因-
1) はじめに
2) セティ川洪水
3) マディ川GLOF
4) フィールド・ワーカー
5) (Gapche)氷河
6) マディ川GLOFの形成要因
7) セティ川洪水の形成機構
8) おわりに
■環境関連
琵琶湖集水域の積雪変動
1. はじめに
2. 最近の積雪変動
3. 降雪タイプと積雪水量
4.まとめ
■滋賀県立大学
1.滋賀県立大学・環境科学部・環境生態学科
2.ヒトと自然の共存の道、いまだ遠し
3.私の環境への取り組み
4.私の授業(教育)
5.トキとヤナギとタブ―共存の観点で―
6.私のフィールドワーク
7.講義とクラブ活動
講義例
地学Ⅰ
滋賀の自然史
地学Ⅰ
滋賀の自然史
■名古屋大学
なつかしのサロン
ヒマラヤなどを旅していた1960~70年代がなつかしい。1960年代の北極海とユーラシア大陸の放浪、そしてアラスカの旅のあと、あの”70年安保”で北大にいずらくなったわたくしは、樋口研究室の自由なアトモスフィアーに魅力をかんじた。
■北海道大学
北大構内のひとつの環境問題
北大に来て、こんに悲しい光景に出合うとは思いもよらなかった。ポプラ並木が根元からすっかり切り倒されていたのである。
旅の記録
■ 回想録
追悼 井上治郎さん
1.はじめに
2.海外調査観
3.GEN
4.氷河調査隊も進化?
5.Namaste(ナマステ)
追悼 宮地隆二さん
山岳博物館
追悼 渡辺真之さん
1.オアシス
2.アオコ研究の大御所
3.ヒマラヤ
4.マチャプチャリとオリオン座流星群
追悼 樋口明生さん
カイラス飛行
ヒマラヤ南面
ヒマラヤ北面
■東南アジア
「2012年秋調査」番外編1 インドネシア
トバ湖のホテイアオイ(1)
トバ湖のホテイアオイ(2)
「2012年秋調査」番外編2 ミャンマー
ヤンゴン周辺の水郷地帯
「2013年秋調査」 番外編 メコンの畔にて(ラオス)
PHOTO エッセイ
メコン川追想メモ
■北東アジア
1. モンゴルのフブスグル湖-水位変動の原因と対策-
「フブスグル湖の水位上昇」の原因として,地球温暖化で永久凍土が融け,水量が増えたとの仮説を考え,これまでに3年間の調査を行なってきた.広大なカラマツ林に囲まれたフブスグル湖はバイカル湖の集水域に位置し,面積が琵琶湖の4倍もある自然豊かな古代湖である.
2.
2000年のモンゴル調査報告
モンゴル国フブスグル湖調査の考え方-水位変動について-
水位上昇速度
自然のダム
3.
2001年のモンゴル調査報告
(1) 調査概要
(2) 調査結果
ワークショップ報告
発表要旨
Effects of Climate Warming on Asian Lakes–
from View Points of Water Resources –
バイカル湖
バイカル湖の湖岸に出る。透明感のある湖水だ。湖岸から10m以上もはなれた湖底がはっきりと見える。湖岸には漂流物がほとんど打ち上げられていない。花崗岩や片麻岩、堆積岩のきれいな礫浜だ。
■北米
アラスカ (ポイント・バロー)
アラスカ北部のポイント・バローはアメリカの北極研究の基地(Arctic Research Laboratory)になっている。
■ヨーロッパ
自転車旅行
北極海の1年半におよぶ海洋調査のあと、1965年5月から8月までの3ヶ月半を、イギリスのロンドンからイタリアのナポリまで自転車で旅行しました。訪れた国々は、い義理合う・ベルギー・オランダ・ドイツ・オーストリー・スイス・フランス・イタリアでしたが、氷河と関連するスイス・フランスの旅行写真を紹介します。1965年の写真と、2012年に再訪した時の写真を比較した結果、ヨーロッパ・アルプスの氷河が大きく後退したことが分かった。
参考資料
スイス・アルプス三大名峰の旅
・http://glacierworld.weebly.com/1252012540125251248312497.html
水保全に関するドイツ・スイス・オーストリー三国ボーデン湖合同会議
1.はじめに
2.湖環境に対する人間活動の影響
3.観光開発
4.湖岸管理
5.自然保護と開発計画の競合
ボーデン湖・バイカル湖紀行(1)
ドイツ・ボーデン湖の旅
ボーデン湖・バイカル湖紀行(2)
ソ連・バイカル湖の旅
スイス・アルプス三大名峰の旅(Photos)
2011年のアルプスへの旅。かつての写真と比較し、スイスのグリンデルバルド地域のアイガー峰やツェルマット地域のマッターホルン峰周辺でも氷河縮小が認められたほか、フランスのシャモニ地域のモンブラン峰北側のBossons氷河の末端高度が1965年から約750m、1年に換算すると約16m、上昇している事が分かった。なお、ドバイからの帰路、飛行機がカラコラム山脈上空を通過し、世界第2の高峰、K2周辺を望見することができた。
■アフリカ
ケニア(Photos)
2007年のケニア旅行写真集。
キリマンジャロ山周辺やセレンゲッティ平原をめぐるアフリカの自然を感じた旅であった。
■その他
内陸アジア湖沼群への温暖化影響-生態的氷河学の観点から-
1 はじめに
2 モンゴルのフブスグル湖
(1) 永久凍土と森林の共生関係
(2) 地温構造
(3) 対策
3 ヒマラヤとチベット高原の湖沼
(1) GLOF現象
(2) ブータン北部ルナナ氷河群の氷河湖洪水
(3) 地表面温度
(4) 地中温度
(5) 発生と引きがね
(6) 対策
4 まとめ
リンク
■画像データベース (ピカサ・ウェッブ・アルバム)
10万点を超えるヒマラヤなどの画像宝庫です。一般公開していますから、ご自由にご利用ください。
■ You Tube
youtube に投稿した動画集をご覧いただけます。
■氷河へのお誘い(ブログ)
ヒマラヤなどの氷河地域の人と自然の生活を垣間見た旅行記をお届けしています。本篇はこのホームページをご覧ください。
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