瀬田川散歩の楽しみと“すわ鎌倉”(2)
1)はじめに
6月4日午後、「瀬田川の流れが急になり、危険です。近寄らないでください」との拡声器によるアナウンスが石山寺周辺に発せられた。瀬田川を散歩していると、新たな現象に出会うことがある(資料1)。それは楽しみだが、今回は琵琶湖を堰き止めている南郷洗堰を完全に開けた状態(全開放流)にする緊急事態になった。そのため6月5日から7日までは、毎朝の散歩で撮影している京滋バイパスの橋下に表示されている琵琶湖水位と放流量の代わりに「洗堰全開放流」の赤字警告(写真1の⑤~⑦)が出て、ボートの訓練や釣りなどは禁止になった。通常の毎秒15トン(写真1の①と②)だった南郷洗堰からの放流量をその40倍の毎秒600トン程度に達する全開放流(写真2)を3日間にわたり行ったのである。今回実施された全開放流は、題名の「瀬田川散歩の楽しみ」の表現がはばかれるほどの琵琶湖の緊急事態、まさに“すわ鎌倉”だった。
写真1 6月1日~12日の琵琶湖水位と放流量変化。台風6号の降雨で琵琶湖水位は2日の-4㎝(②)から4日の+11㎝(④)へと急激に上昇したため、5日から7日までの3日間は南郷洗堰を全開放流(⑤~⑦;写真2)した。
写真2 全開放流中の6月5日に見た上流からの南郷洗堰(①)と下流からの南郷洗堰(②~④)
6月初めの台風6号は3日、滋賀県に最も接近、24時間雨量が高島市朽木で140.5ミリ、最大瞬間風速20m程度(写真3の①と②;資料2)になり、県道の斜面土砂が滑り落ちて通行止めになる(写真3の③;資料3)などの被害が出る大雨になった。そのため、琵琶湖水位が1日と2日の-4㎝(写真1の①と②)から4日の+11㎝へと急上昇したので、放流量を通常の毎秒15トン(写真1の①と②)から4日の午前までは毎秒250トン(写真1の③と④)に増やした。さらに、南郷洗堰の全開放流によって、琵琶湖水位は4日の+11㎝(写真1の④)から8日の-12㎝(写真1の⑧)へと23㎝も低下したが、全開放流終了後の8日~11日は毎秒放流量を250トン(写真1の⑧~⑪)に、12日には130トン(写真1の⑫)に、13日~15日は80トン(写真4の①~②)に、そして16日に通常の15トン(写真4の③)に戻している。全開放流で急流になった瀬田川で禁止されていたボート訓練(写真3の④)が6月9日からは再開され、ボートを漕ぐ若者たち(写真3の④と写真4の④)の掛け声が散歩する私たちに元気を与えてくれている。おかげで、「瀬田川散歩の楽しみ」のひとつが蘇った。
写真3 台風6号による滋賀県内の6月3日の風雨状況(①と②;資料2)と高島市朽木小川で県道に流入した土砂を撤去する作業員(③;資料3)、および南郷洗堰の全開放流後に再び繰り出した石山寺周辺の6月9日のボート(④)。
写真4 南郷洗堰の毎秒放流量は6月13日~15日に80トン(①~②)に、そして16日に15トン(③)に戻している。京滋バイパス道路橋の下にある琵琶湖水位と放流量の表示板(左上の矢印;④)周辺に集まるボート群。
2)生成AIの回答
「瀬田川散歩の楽しみと“すわ鎌倉”」(資料1)について、前回のブログ「生成AIの特徴と問題点(6)-双方向性の展開と期待-」(資料4)同様に、生成AIの「ChatGPT、Claude、Grok、Copilot」の4種に「資料1に関する感想をお知らせ下さい」と尋ねてみた。
写真5 生成AI「OpenAIのChatGPT、AnthropicのClaude、xAIのGrok、MicrosoftのCopilot」のロゴマーク
2-1)ChatGPTの回答
拝見しました。全体として、とても味わい深い散歩紀行でした。
「瀬田川」という具体的な土地の風景を軸にしながら、歴史・文学・個人の記憶が自然に重なっていて、単なる観光紹介ではなく、“歩きながら思索する文章”になっている点が印象的です。
特に良かった点を挙げると――瀬田川周辺の静かな空気感が伝わること、「すわ鎌倉」という言葉から、中世史や東国武士の時代への連想が広がること、歩行のテンポと文章のテンポが一致していること、大げさな演出をせず、淡々とした語り口で読ませることでした。
瀬田川周辺は、実際に散歩文化と非常に相性の良い場所で、石山寺や瀬田の唐橋など、自然と歴史が近接しています。散策記事でも「川沿いをのんびり歩く魅力」や「歴史と自然が共存する空気感」がよく語られています。
また、「すわ鎌倉」という表現の使い方が面白いですね。この言葉には単なる地名以上に、「非常時」「いざ出陣」「歴史が動く瞬間」といった古語的ニュアンスがあります。そのため、瀬田川という近江の地から鎌倉を想起する構成が、歴史好きにはかなり響きます。文章面では、紀行文としてかなり読みやすい一方で、一般読者向けにさらに親しみやすくするなら、次の工夫もありそうです。
小見出しを少し増やす。
(例:「瀬田川の春景色」「“すわ鎌倉”とは何か」など)歴史用語に一言だけ補足を入れる→ 歴史に詳しくない読者も入りやすくなる。
「今、自分がどこを歩いているのか」を時々再確認させる→ 読者が散歩に同行している感覚が強まる。
五感描写を少し足す。
風、川音、匂い、鳥の声などが入ると臨場感がさらに増します。
個人的には、「旅」と「歴史回想」の距離感がちょうどよく、ブログ全体の雰囲気とも合っていると感じました。「知識を語る」のではなく、「歩きながら思い出す」という姿勢が文章に柔らかさを与えています。あと、タイトルの「瀬田川散歩の楽しみと“すわ鎌倉”」は、少し文学的で惹きがありますね。「なぜ鎌倉?」と読者に思わせる力があり、クリックしたくなる題名だと思います。
2-2)Claudeの回答
拝読しました。とても味わい深いブログ記事ですね。感想をお伝えします。
科学者の眼差しと生活者の感性の融合
まず印象的なのは、筆者が琵琶湖研究所で長年にわたり水資源の研究をされてきた専門家でありながら、散歩という日常の営みの中で自然を観察し続けている姿勢です。琵琶湖の水位1cmが近畿1450万人の一日分の水に匹敵するという具体的な数字は、水資源の大切さをリアルに伝えてくれます。専門的な知見が暮らしの中に自然に溶け込んでいるところに、長年のフィールドワークの蓄積が感じられます。
"すわ鎌倉"のエピソードの面白さ
水位が突然7cm上昇したのを見て、朝食もそこそこに余呉町まで駆けつけるくだりは思わず笑みが浮かびます。しかし実際には水位表示の誤りの可能性が高かった、というオチがまた正直で好感を持てます。「驚かされるような変化に接したときにはファクトチェックが必要」という結論も、科学者らしい誠実さが出ています。早とちりも含めて記録として残す姿勢は、フィールドワークの本質を示していると思います。
文化・歴史への広がり
芭蕉の俳句や紫式部、鈴木牧之への言及など、自然観察だけに留まらず、その土地の文化的な層まで視野に入っているのが豊かです。特に「五月雨に隠れぬものや瀬田の橋」の句と句碑の紹介は、散歩コースに時間的な奥行きを添えています。
環境への静かな憂い
都市河川による汚染や、1980年代には多かったカモメやカイツブリが今は姿を消したという観察は、数十年単位の変化を肌で知っている筆者ならではの証言です。声高に訴えるのではなく、「寂しい限りだ」という一言に抑えているところに、長く川と向き合ってきた人の重みが感じられます。
むすびのユーモア
散歩の疲れが晩酌と食欲増進を招き「腹が出てきた」という自己申告、そして杖をついた老人との再会の喜びなど、締めくくりの人間味あふれるエピソードが全体をほっこりとした読後感にしてくれます。
全体として、科学的な記録としての価値と、生活随筆としての魅力が両立した、読み応えのある報告だと思いました。このようなブログが継続して蓄積されていくこと自体、琵琶湖・瀬田川流域の貴重な長期記録になっているのではないでしょうか。
2-3)Grokの回答
とても温かく、味わい深いブログ記事ですね。 読んでいて心地よい気持ちになりました。
この記事の魅力は、日常の散歩を丁寧に「フィールドワーク」として昇華させている点です。瀬田川沿いの四季の風物詩(残雪と桜、モミジの紅葉、彩雲、雪景色など)を写真とともに丁寧に記録しつつ、琵琶湖の水位・放流量という科学的な視点も織り交ぜているのが秀逸。元琵琶湖研究所で水資源の調査をされていた経験が生きていて、単なる「散歩日記」ではなく、自然と人の暮らし・水資源とのつながりを静かに感じさせる内容になっています。特に印象的だったのは「すわ鎌倉」のエピソードです。
水位表示を見て一瞬「融雪洪水か!」と慌てて北陸方面へ飛び出していく行動力と、その後のファクトチェックで「早とちりだった」と冷静に振り返る謙虚さが、とても人間らしく微笑ましい。専門家ならではの勘が働きつつ、データで確認する姿勢が素敵です。結果として余呉町の残雪やザゼンソウの芽吹きに出会えたのも、良い「副産物」になったようで何よりです。
また、散歩の効用を芭蕉や西田幾多郎、アリストテレスまで引きながら語る終わり方も良い締めくくり。日常のささやかな楽しみ(散歩仲間のおじいさんとの再会や、晩酌の誘惑によるお腹の悩み(笑))まで素直に書かれていて、親しみやすいです。
全体を通して感じたのは、自然を慈しみながらも客観的に観察する目と、年齢を重ねてもなお好奇心と行動力を保っている姿勢です。瀬田川の汚染や渡り鳥の減少といった少し切ない現実にも触れつつ、基本的には前向きで穏やかなトーンが心地よかったです。
このような「身近な自然との付き合い方」を丁寧に記録し、共有してくれるブログは貴重だと思います。次回もぜひ読んでみたいです!散歩を続けながら、ますます健康で(お腹の件はほどほどに(笑))、素敵な風物詩に出会えますように。
2-4)Copilotの回答
2-4-1
要点を先にまとめると、この報告は「瀬田川という身近な自然を、四季の移ろい・水位の変化・歴史文化・環境問題まで含めて“観察記録+随筆”として非常に読み応えのあるもの」だと感じました。特に、日々の散歩がここまで豊かな視点を生み出すのかと驚かされます。
🌿 全体の印象
瀬田川の散歩を通して、季節の変化、琵琶湖の水位と放流量、周辺の自然の息づかい、都市河川による汚染の現実、歴史(芭蕉、紫式部、石山寺など)、そして「すわ鎌倉」と思わず駆けつけた著者の行動力、これらが一つの流れとしてつながり、“生活者の視点から見た環境誌”のような深みがありました。
🌅 四季の描写が圧倒的に豊か
文章から、瀬田川周辺の景色が鮮やかに立ち上がります。早春の残雪と桜・初夏のシイの木の芽吹き・秋の紅葉と澄んだ空・冬の唐橋や石山寺の雪景色・散歩という日常行為が、自然観察のフィールドワークに昇華している点がとても魅力的です。
🌊 琵琶湖の水位変化への鋭い洞察
水位が「たった1日で7cm上昇」という事実に驚き、「融雪洪水か?」と即座に仮説を立てて現地調査に向かう姿勢は、研究者としての視点が今も健在であることを感じさせます。結果的に予想は外れたものの、“現地で確かめる”という科学的態度が文章に説得力を与えています。
🐦 環境問題への静かな警鐘
都市河川からの生活排水による汚染、かつては多かったカモやカイツブリが減ったことへの寂しさ。派手に主張するのではなく、「長年見てきた人だからこそ気づく変化」として語られている点が胸に響きます。
🏞 歴史と文化の重なり
芭蕉の句碑、紫式部の物語、石山寺の森。散歩道の中に、自然・歴史・文学が重層的に存在していることを改めて感じさせられます。特に芭蕉の句、「五月雨に隠れぬものや瀬田の橋」が、現在の風景と重ねて語られる部分は印象的でした。
🚗 “すわ鎌倉”のくだりが人間味にあふれている
水位の急上昇を見て、「これは一大事だ」と思い立ち、朝食もそこそこに北部の積雪地帯へ向かう行動力。この“すわ鎌倉”の勢いが、文章全体にユーモアと躍動感を与えています。
🎐 総評
自然を愛し、土地を知り、長年観察してきた人にしか書けない報告だと感じました。単なる散歩記ではなく、環境観察・歴史散策・生活記録・随筆が一体となった、とても豊かな読み物です。もしよければ、この報告の中であなたが特に印象に残った場面を教えてください。そこからさらに深く一緒に味わっていきたいです。
2-4-2
(上記の「もしよければ、・・・」に対する筆者の指摘)
瀬田川散歩の楽しみとともに、琵琶湖の水資源の基本情報を知ることができることです。
2-4-3
瀬田川散歩の魅力に触れながら、琵琶湖という巨大な水資源の“基礎情報”まで自然に理解できる──まさにそこが、この報告の大きな価値だと感じます。
🌊 瀬田川散歩が教えてくれる琵琶湖の水資源の基本
散歩の記録を読んでいると、単なる風景描写ではなく、琵琶湖の水位・放流量・流域の仕組みといった“水資源の基礎”が自然に頭に入ってくる構成になっています。
● 琵琶湖の水位
琵琶湖は日本最大の湖で、平均水深(約41m)、貯水量(約275億トン)という巨大な“天然ダム”です。報告では「1日で7cm上昇」という記述がありましたが、これは数千万トン規模の水が増えたことを意味します。
● 瀬田川洗堰と放流量
琵琶湖の唯一の流出口が瀬田川で、その流量を調整するのが瀬田川洗堰(あらいぜき)。散歩の中で、放流量の変化・水位との関係・洪水調整の役割が自然に語られており、琵琶湖の水管理の仕組みが生活者の視点で理解できるのが魅力です。
● 流域の広さ
琵琶湖に流れ込む河川は約460本。北部の雪解けが水位に大きく影響することも、“すわ鎌倉”のくだりを通して実感できます。
🌿 散歩記録が“水資源の教科書”になっている理由
瀬田川の風景を追いながら、季節の変化・水位の揺らぎ・河川の汚濁・鳥類の減少・歴史文化の背景などが一つの流れとして語られるため、琵琶湖の水資源が「生きた存在」として理解できるのです。専門書のように堅苦しくなく、散歩という日常の中で自然に学べる構成がとても心地よい。
✨ まとめ
あなたが述べたように、瀬田川散歩の楽しみとともに、琵琶湖の水資源の基本情報を知ることができる──これはこの報告の大きな魅力であり、価値です。散歩記がそのまま“地域の環境学”になっている。そんな読み応えがありました。もしよければ、次は 琵琶湖の水位変動の仕組み や瀬田川洗堰の歴史についても深掘りしてみますか。
2-4-4
双方的な上記の「もしよければ、・・・」へ対応すると延々と続くので、とりあえず中止した。
3)まとめ
6月初めの台風6号は3日、滋賀県に最も接近、24時間雨量が高島市朽木で140.5ミリ、最大瞬間風速20m程度になり、高島市朽木小川の県道では斜面土砂が滑り落ちて通行止めになるなどの被害が出る大雨になった。そのため、琵琶湖水位が上昇したので、放流量を通常の毎秒15トンから4日の午前までは毎秒250トンに増やした。さらに、南郷洗堰の全開放流によって、琵琶湖水位は4日の+11㎝から8日の-12㎝へと23㎝も低下した。全開放流中は1日当たり琵琶湖水位が8㎝も低下し続けたことになる。琵琶湖の面積(約670km²)が大きいため、水位1cmに相当する水量は近畿の人たち1450万人の1日分の総水量に匹敵するので、1日当たりの全開放流で近畿の人たちの1週間分を超える総水量を放流し続けたことになる。改めて、全開放流は琵琶湖の水資源の観点からは緊急事態、“すわ鎌倉”的な出来事だった。
全開放流終了後の8日~11日は毎秒放流量を250トンに、12日には130トンに、13日~15日は80トンに、そして16日には平常値である15トンに戻している。全開放流で急流になった瀬田川で禁止されていたボート訓練が6月9日からは再開され、ボートを漕ぐ若者たちの掛け声が散歩をしている私たちに元気を与えてくれるようになったので、「瀬田川散歩の楽しみ」が蘇った。琵琶湖への融雪洪水の流入を予想した前回の“すわ鎌倉”は空振りだったが、今回は台風による琵琶湖水位の上昇と洗堰の全開放流で琵琶湖の緊急事態になり、正に言葉通りの“すわ鎌倉”を体験できた。
ところが、6月後半の台風7号と8号の大雨では、6月25日の水位-19㎝(写真6の①)が26日には-5㎝(写真6の②)と14㎝も上昇したので、放流量を毎秒30トンから200トン(写真6の②)に増やしたが、さらに27日には+17㎝(写真6の③)と一日で22㎝も上昇した。6月初めの台風6号の大雨の場合は、琵琶湖水位が1日と2日の-4㎝から4日の+11㎝へと急上昇したので、放流量を通常の毎秒15トンから4日の午前までは毎秒250トンに増やし、さらに南郷洗堰の全開放流によって、琵琶湖水位は4日の+11㎝から8日の-12㎝へと23㎝も低下させる対応を行ったが、6月後半の台風7号と8号の大雨によって、琵琶湖の下流地域の淀川流域に氾濫危険警報(写真6の④;資料4)が出ているので、琵琶湖からの放流量を前回のような全開放流の処置を行うと、淀川流域の洪水を引き起こす危険があるため、全開放流はせずに、放流量を毎秒200トンに抑えているものと思われる。
写真6 琵琶湖の水位と毎秒放流量は6月25日の-19㎝と30トンから26日の-5㎝と200トンに、そして27日には+17㎝と200トンになり、下流の淀川流域では氾濫危険警報が出ている。
「瀬田川散歩の楽しみと“すわ鎌倉”」(資料1)について、前回のブログ「生成AIの特徴と問題点(6)-双方向性の展開と期待-」(資料5)と同様に、生成AIの「ChatGPT、Claude、Grok、Copilot」に「資料1に関する感想をお知らせ下さい」と尋ねてみた結果はつぎのようなものだった。
ChatGPTの回答では、「瀬田川という具体的な土地の風景を軸にしながら、歴史・文学・個人の記憶が自然に重なっていて、単なる観光紹介ではなく、“歩きながら思索する文章”になっている点が印象的です。瀬田川周辺は、実際に散歩文化と非常に相性の良い場所で、石山寺や瀬田の唐橋など、自然と歴史が近接しています。散策記事でも、川沿いをのんびり歩く魅力や歴史と自然が共存する空気感がよく語られています」。
Claudeの回答では、「琵琶湖の水位1cmが近畿1450万人の一日分の水に匹敵するという具体的な数字は、水資源の大切さをリアルに伝えてくれます。専門的な知見が暮らしの中に自然に溶け込んでいるところに、長年のフィールドワークの蓄積が感じられます。水位が突然7cm上昇したのを見て、朝食もそこそこに余呉町まで駆けつけるくだりは思わず笑みが浮かびます。しかし実際には水位表示の誤りの可能性が高かった、というオチがまた正直で好感を持てます。「驚かされるような変化に接したときにはファクトチェックが必要」という結論も、科学者らしい誠実さが出ています。早とちりも含めて記録として残す姿勢は、フィールドワークの本質を示していると思います」。
Grokの回答では、「瀬田川沿いの四季の風物詩(残雪と桜、モミジの紅葉、彩雲、雪景色など)を写真とともに丁寧に記録しつつ、琵琶湖の水位・放流量という科学的な視点も織り交ぜているのが秀逸。元琵琶湖研究所で水資源の調査をされていた経験が生きていて、単なる散歩日記ではなく、自然と人の暮らしや水資源とのつながりを静かに感じさせる内容になっています。特に印象的だったのは「すわ鎌倉」のエピソードです。水位表示を見て、融雪洪水か!と慌てて北陸方面へ飛び出していく行動力と、その後のファクトチェックで、早とちりだったと冷静に振り返る謙虚さが、とても人間らしく微笑ましい。専門家ならではの勘が働きつつ、データで確認する姿勢が素敵です。結果として余呉町の残雪やザゼンソウの芽吹きに出会えたのも、良い副産物になったようで何よりです」。
Copilotの回答では、「瀬田川の散歩を通して、季節の変化、琵琶湖の水位と放流量、周辺の自然の息づかい、都市河川による汚染の現実、歴史(芭蕉、紫式部、石山寺など)、そして“すわ鎌倉”と思わず駆けつけた著者の行動力、これらが一つの流れとしてつながり、“生活者の視点から見た環境誌”のような深みがありました」。Copilotの回答では「もしよければ、・・・してみますか」と双方向的な問いかけをしてくれているので、前回のブログ「生成AIの特徴と問題点(6)-双方向性の展開と期待-」(資料5)で述べたような生成AIとの問答が続いた。小説家の高橋源一郎さんの人生相談でも「ぼくはこういう考えでやっていますが、みなさんはどうですか?」と最後には相手に委ねることにしているそうだ(資料6)。
人間関係のみならず国際関係においても、アメリカ大統領のトランプさんのような「メキシコ湾の名称をアメリカ湾」や「カナダを米国の51番目の州に」、さらに「グリーンランドはアメリカ」などの独断・挑戦的な主張(資料7)ではなく、上記のCopilotや高橋源一郎さんのような双方的な姿勢が肝要であろう。そのような観点から、今回も生成AIの便利さは実感することができたので、これからも、生成AIとは双方的なスタンスでつき合っていきたい。
4)付記-瀬田川散歩の楽しみと松尾芭蕉のことなど-
芭蕉の俳句「五月雨に隠れぬものや瀬田の橋」の句碑が唐橋近くにあることはすでに紹介した(資料1)が、瀬田川周辺のそぞろ歩きを楽しんでいたと思われる芭蕉には、その他に「名月はふたつ過ぎても瀬田の月」、「目に残るよしのを瀬田の蛍かな」、「獺(カワウソ)の祭見て来よ瀬田のおく」などの瀬田にちなんだ俳句もある。JR石山駅には芭蕉の銅像(写真7の①と②)が建っており、終の棲家であった幻住庵(写真7の③)やお墓のある義仲寺(写真7の④)など、辞世の句「旅に病て夢は枯野をかけめぐる」と詠った芭蕉ゆかりの地が瀬田川周辺には多く見られる。
さて、上記の芭蕉の俳句の最後にあげた「獺の祭見て来よ瀬田のおく」であるが、「獺は魚を捕獲するとすぐには食べないで巣の上や川岸に並べて楽しんでいるといわれている。これを獺の祭=獺祭<だっさい>という。転じてものを調べるときに参考文献を沢山並べることを獺祭ともいう。正岡子規の「獺祭書屋」は後者の意味からとった庵名。句の意味は、あなたは膳所へ行くそうですが、それならぜひ瀬田川の奥へ行って御覧なさい。今頃は獺が獺祭魚という祭をやっていますよ。瀬田川の奥は琵琶湖である。琵琶湖には獺が多く棲息していた」(資料8)とのこと。カワウソが生息していた時代の石山寺周辺を紫式部さんや芭蕉さんたちがそぞろ歩きをしていただろう情景を想像するのも瀬田川散歩の楽しみだ。
写真7 芭蕉の石山駅の銅像(①と②)と終の棲家の幻住庵(③)、そしてお墓のある義仲寺(④)。
5)引用資料
資料1
瀬田川散歩の楽しみと“すわ鎌倉”
https://hyougaosasoi.blogspot.com/2026/03/blog-post.html
資料2 *(ページが移動、または削除されたか、404 Not Found)
台風6号 滋賀から遠ざかるも 3日夜遅くにかけ強風に注意
2026/06/03
https://news.web.nhk/newsweb/na/nb-2060020864
資料3
台風6号被害、滋賀県内では琵琶湖に男性転落 土砂崩れ、臨時休校、停電も
2026/06/03
https://www.chunichi.co.jp/article/1261251
資料4
大阪府 淀川水系寝屋川流域で氾濫のおそれ レベル4氾濫危険警報を発表
ウェザーニュース
2026/06/26
https://weathernews.jp/news/202606/260111/
資料5
生成AIの特徴と問題点(6)-双方向性の展開と期待-
https://glacierworld.net/home/7465-2/
資料6
読み切りの「短編」小説のように 高橋源一郎さんの「人生相談」
2026/05/31
https://mainichi.jp/articles/20260529/k00/00m/040/151000c
資料7
またトラ(2)―またトラからまだ*トラへの期待をこめてー
*まだ(MADA;Make America Democratic Again)
https://glacierworld.net/home/trump-again-agenda2/
資料8
獺の祭見て来よ瀬田の奥
https://www2.yamanashi-ken.ac.jp/~itoyo/basho/haikusyu/dassai.htm
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